公開日:2025年12月6日

建築家フランク・ゲーリーさん死去。ビルバオ・グッゲンハイム美術館、フォンダシオン ルイ・ヴィトン設計などで知られる巨匠

現代アメリカを代表する建築家。神戸にある巨大オブジェ《フィッシュ・ダンス》制作も

左:フランク・ゲーリー 出典:Wikimedia Commons 右:ビルバオ・グッゲンハイム美術館

現代アメリカを代表する建築家

世界的建築家のフランク・ゲーリーさんが12月5日、アメリカ・カリフォルニア州サンタモニカの自宅で死去した。96歳だった。

ビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン)、オンタリオ美術館(カナダ)、フレデリック・R. ワイズマン美術館(アメリカ)、フォンダシオン ルイ・ヴィトン(フランス)など多数の美術館、アート関連施設を手がけた。ほかにゲーリー自邸(アメリカ)、ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホール(アメリカ)など数々の代表作で知られる。

ビルバオ・グッゲンハイム美術館
フォンダシオン ルイ・ヴィトン 撮影:編集部
フォンダシオン ルイ・ヴィトン 撮影:編集部

1929年カナダ・トロント生まれ。高校卒業後に家族とロサンゼルスに移住。大学の夜間クラスで美術などを学んだのち、南カリフォルニア大学、ハーバード大学で建築や都市計画を大学で建築を学んだ。50歳だった1979年、自邸をリノベーションした「ゲーリー自邸」によって一躍建築界で脚光を浴び、常識を覆す躍動感のある造形の建築で巨匠と呼ばれた。受賞歴にプリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞など。

国内では、神戸市にオブジェ《フィッシュダンス》(1987)がある。

ゲーリー自邸 出典:Wikimedia Commons
フィッシュダンス 撮影:編集部

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