左:フランク・ゲーリー 出典:Wikimedia Commons 右:ビルバオ・グッゲンハイム美術館
世界的建築家のフランク・ゲーリーさんが12月5日、アメリカ・カリフォルニア州サンタモニカの自宅で死去した。96歳だった。
ビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン)、オンタリオ美術館(カナダ)、フレデリック・R. ワイズマン美術館(アメリカ)、フォンダシオン ルイ・ヴィトン(フランス)など多数の美術館、アート関連施設を手がけた。ほかにゲーリー自邸(アメリカ)、ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホール(アメリカ)など数々の代表作で知られる。



1929年カナダ・トロント生まれ。高校卒業後に家族とロサンゼルスに移住。大学の夜間クラスで美術などを学んだのち、南カリフォルニア大学、ハーバード大学で建築や都市計画を大学で建築を学んだ。50歳だった1979年、自邸をリノベーションした「ゲーリー自邸」によって一躍建築界で脚光を浴び、常識を覆す躍動感のある造形の建築で巨匠と呼ばれた。受賞歴にプリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞など。
国内では、神戸市にオブジェ《フィッシュダンス》(1987)がある。

