レオミ・サドラー + ラッセル・モーリス 「IJMIA THING」

PARCEL
10月4日開始

アーティスト

レオミ・サドラー、ラッセル・モーリス
この度、PARCELではレオミ・サドラーとラッセル・モーリスによる二人展「IJMIA THING」を開催いたします。本展で提示されるのは、アニメーションが持つ根源的な力への探究です。

「映画(movies)」や「フリックス(flicks)」といった言葉が示す通り、アニメーションの語源には「動く映像」「揺らめく光」という直截的な意味が潜んでいます。さらに “to animate” の語源 animare は「息を吹き込む」を意味し、彼らにとって、アニメーションは単なる動く映像表現ではなく、無生物に生命を宿し、固定性を拒み、変容や無限の可能性を切り開く行為として位置づけられます。サドラーとモーリスにとって、アニメーションは「低俗」や「子供向け」といった固定観念を超え、制度的な「美術」の枠組みの外から生まれる表現の豊かさを体現しています。ファインアートにおける承認の外側で、サブカルチャーやアウトサイダー的実践から立ち上がるイメージの力に光を当てることで、彼らは美術制度が排除してきた領域を批評的に浮かび上がらせます。

両名の制作は、セル画のように一枚ごとが固有でありながら反復されるプロセスを持ち、静と動、平面と立体、透明と不透明といった両義性を抱えています。そこに宿る生命の瞬きは、物理法則に従うのではなく、物理そのものを問い直す契機となります。
「IJMIA THING」は、アニメーションが持つ魔術的な可能性を再考し、美術制度の外縁から問いを投げかける展示となるでしょう。

スケジュール

2025年10月4日(土)〜2025年10月26日(日)

開館情報

時間
14:0019:00
休館日
月曜日、火曜日

オープニングパーティー 2025年10月3日(金) 18:00 から 21:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttps://parceltokyo.jp/exhibition/ijmia-thing/
会場PARCEL
http://parceltokyo.jp/
住所〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1 DDD hotel 1F
アクセスJR総武線馬喰町駅C4出口より徒歩1分、JR中央・総武線浅草橋駅東口より徒歩5分、都営浅草線浅草橋駅A2出口より徒歩5分、都営新宿線馬喰横山駅A1出口より徒歩5分、JR秋葉原駅昭和通り口より徒歩11分
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