あBU

「アイデアは芸術を生み出す機械となる」
それはソル・ルウィットの作品の原理というより、その原理から作品が生み出されているといえる。
微妙なニュアンスの違いですが、この展覧会でその違いが少し理解できたような気がします。
会場内には芸術の種となるアイデアが沢山蒔かれてます。
ぱっと見、幾何学的な模様は近くで見ると線がゆらいでいたり間隔が一定ではなかったりします。
別の人が同じ模様を描いても完全に同じにはならないし、地面に描くのと真っ白なキャンパスに描くのでも結果は全く別物になる。
いざアートと向かい合うとどうしても見た目の部分を知覚しその意図を探ろうとする。
芸術がどんな見た目を持つかは重要ではない。とソル・ルウィットは言う。
そうアイデアが重要なんだと。
作品を見て、自分なりの自由な解釈や、新しい発想につなげていく、そうすることで一つの作品から100人100様のアウトプットが生み出される。
僕自身も大きな刺激をもらいました。
AIが画像を生成する昨今、作者性とか唯一性とかを考える良い機会になりました。
新しい発想の道具を得るような気持ちで見ると楽しいと思います。