こちらのスペースは閉館しております。19世紀に写真が誕生してから約170年が経過しました。初期の写真はそれぞれの時代に生きた人々の記録を残してきました。20世紀になるとフォトジャーナリズムが一世を風靡し、写真は世界の真実を伝える役割を担います。しかし60年代以降、テレビが出現したことでその役割が大きく変わります。写真は撮影者のパーソナルな視点を伝えるアート表現の手段へとなっていきます。90年代以降、世界的にコレクターも増加して、アート写真市場は大きく成長します。そして21世紀のいま、現代美術も取り込んでアートとしての写真の可能性はさらに広がりを見せています。優れたアーティストの写真作品は人々に生きる指針を提示する存在にさえなっています。いま必要なのは、アート写真の基準を明確化することです。オーディエンスの見地に立って、彼らがリアリティーを感じる優れた写真作品を定期的に紹介し、同時にアマチュア写真家、コレクター予備軍への各種啓蒙活動を行うことです。以上の趣意に鑑み、非営利団体 アート・フォトグラフィー・アソシエイツ・ジャパンを設立し、アートとしての写真文化の普及及び啓蒙に関する事業を展開していきたいと考えています。