公開日:2026年1月8日

アートとサウナと餃子! 宇都宮を堪能する冬旅。

TABのスタッフが気の向くままに更新する日記。今回は編集部・福島吏直子がYOSHIROTTEN作品がある「大谷グランド・センター」を訪れた宇都宮のアート旅をご紹介。

これまで宇都宮を訪れる機会はあまり多くありませんでした。ですが、アーティスト・YOSHIROTTENさんの常設展示「大谷グランド・センター」がオープンしたと聞き、これは行かねばと日帰り旅を計画。

栗林隆さんによるスチームサウナを楽しめる「元気炉 六号基」、「大谷石資料館」、そして宇都宮餃子を巡る、冬の宇都宮旅に出かけました。

朝9:00に宇都宮に到着し、レンタカーで最初の目的地「元気炉」へ。

館内は撮影禁止のため詳しくお伝えできないのですが、足を踏み入れた瞬間、思わず息を呑むような空間が広がっていました。

私有地のため、これまで一般公開されてこなかった大谷町の地下空間。そこに誕生したのが、世界初の常設体験型インスタレーションアート「元気炉 六号基」です。

内部は実際に入ることのできるスチームサウナとなっており、身体の感覚がじんわりとほどけていく不思議な体験が待っています。この作品を手がけたのは、社会や自然、日常生活や身体の「境界」をテーマに制作を続けてきた栗林隆さん。アートとして鑑賞するだけでなく、身体そのものを通して体験してほしい場所です。

次に向かったのは、12月にオープンしたばかりの「大谷グランド・センター」。

2フロア構成の建築で、1階がアートスペース、2階にはカフェ・レストラン・ショップが入っています。大谷石の産地として知られるこの地域にあった旧「山本園大谷グランドセンター」をリノベーションした施設です。

1階の常設展の舞台は、なんと浴槽! YOSHIROTTENさん初の常設作品《大谷石景》では、フィールドワークでハンドスキャニングした素材をもとに制作された30種類ものデジタルドローイングが、空間全体に投影されています。

その光景は圧巻でありながら、とても静かで、心がすっと落ち着くような感覚に。 「ずっとここにいたい」と思わせてくれる、不思議な居心地の良さがありました。

初めて訪れた大谷石資料館も、想像以上のスケール感。地下に広がる壮大で幻想的な空間に心を奪われ、ただ歩いているだけで非日常に連れ出されるような体験でした。

最後は宇都宮駅へ戻り、餃子のお楽しみ。向かったのは、人気店の餃子を一度に味わえる「来らっせ 本店」。「宇都宮みんみん」「めんめん」「香蘭」「龍門」「さつき」5つの名店の餃子を、フードコート感覚で思う存分堪能できます。ビールと餃子。冬の旅には、やっぱり欠かせません。

アートを目的に訪れ、その土地の歴史や食文化も一緒に味わう。そんな「地域ごと楽しむアート旅」を、2026年はもっと増やしていきたいなと思っています。

福島 吏直子(編集部)

福島 吏直子(編集部)

「Tokyo Art Beat」編集部所属。編集者・ライター。