公開日:2026年3月6日

【新刊情報】今月の読みたい本!ブライアン・イーノのアート思索から、西洋絵画のフェミニズム的読解、話題の哲学考察まで(2026年3月版)

アート、映画、デザイン、建築、マンガ、ファッション、カルチャーなどに関するおすすめの新刊を紹介。

惑星のためのファッション 持続可能な社会を実現する、衣服と技術のデザイン戦略

川崎和也 著
BNN 2600円+税 2月19日発売

環境破壊につながる過剰生産・大量廃棄といった数々の難題を抱えるファッション産業は持続可能なものへと変容できるのか。気鋭のスペキュラティヴ・ファッションデザイナー川崎和也(Synflux)が、その道筋を照らし出す。アパレル関係者からクリエイターまで、「サステナブル」の先のファッションビジネスを築くうえでの羅針盤となる1冊。

西洋絵画の女性像 描き、描かれた女性たち

飯田育浩 著(吉良智子 監修)
グラフィック社 2000円+税 3月9日発売

時代に抗いながらも強い意志を持って描き続けた女性画家と、画題とされ鑑賞されてきた女性たち。「男性は見る側」「女性は見られる側」という男性目線(メイル・ゲイズ)の変遷を130点の絵画とともに、見つめ直す1冊。

批判的日常美学について――来たるべき「ふつうの暮らし」を求めて

難波優輝 著
晶文社 1800円+税 2月13日発売

「ちゃんと働く」「ちゃんとした格好をする」。私たちはいつのまにか、ちゃんとすることを当然視し、それができない自分を責めながら生きている。だが、本当にちゃんとしなければならないのだろうか。料理、労働、ファッション、清潔感、コミュニケーション、性愛。生活にまつわる様々なアイテムを題材に、「丁寧な暮らし」の呪縛から逃れ、「ふつうの暮らし」を模索する哲学的考察。

アートにできることーその終わりのない思索の旅

ブライアン・イーノ、ベッテ・A 著、浅尾敦則 訳
ジーンブックス 2500円+税 2月10日発売

私たちは、なぜアートを必要とするのだろう? アートは贅沢なのか、それとも生きるうえで欠かせないものなのか。なぜ人は「役に立たないもの」に、これほどまで情熱を注ぐのか。本書はそんな問いをめぐる思索への招待状である。英国のアーティスト、ミュージシャン、アクティビストのブライアン・イーノとオランダのアーティスト、小説家、アートスクール講師のベッテ・Aが自身の経験と観察をもとに語りかける。

コンバヒーリバー・コレクティヴ宣言 ブラックフェミニズムをつくってきた黒人女性たちは語る

キアンガ=ヤマッタ・テイラー 編著、Political Feelings Collective 訳
花伝社 3200円+税 2月28日発売

60~70年代の革命的ブラックフェミニスト集団「コンバヒーリバー・コレクティヴ」。「インターセクショナリティ」という言葉が生まれるはるか前に、性や人種の連動(インターロッキング)する抑圧をとらえようとした彼女たちの記念碑的ステートメント全文が、本邦初邦訳。

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