「オスジェメオス+バリー・マッギー One More展」会場風景
オスジェメオス(OSGEMEOS)とバリー・マッギーの展覧会「オスジェメオス+バリー・マッギー One More展」が、10月17日からワタリウム美術館で開催される。会期は2026年2月8日まで。
1996年、サンフランシスコ生まれのバリー・マッギーは、1998年にサンフランシスコ近代美術館で巨大な壁画を発表して同館のコレクションに選定され、2001年にはヴェネチア・ビエンナーレで世界最大の壁画のインスタレーションを制作。世界中の美術館やアートスペースで個展を開催するいっぽう、「TWIST」というタグネームでグラフィティ・アーティストとしても活動し、ストリートやコミュニティへの視点に根差した作品の発表を続ける。
オスジェメオスは、1974年ブラジル・サンパウロ生まれの双子、グスタヴォ&オタヴィオ・パンドルフォ兄弟によるアーティストデュオ。ブラジルに上陸したばかりのヒップホップカルチャーと現代アートとの出会いを原点に、ダンスや音楽、壁画運動、ポップカルチャーなどの影響も受けて独自のスタイルを確立。壁画、絵画、インスタレーション、映像と、表現の幅は多岐にわたる。昨年から約1年間にわたって、ワシントンのハーシュホーン美術館で大規模個展を開催した。
本展はそんな国際的に活躍する2組による、世界初のコラボレーション展となる。